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2016.12.19

和知 徹の世界肉旅行 ぬりえの旅(10)

和知 徹の世界肉旅行 ぬりえの旅(10)

肉を訪ねて三千里  アルゼンチンへ

ずっと気になっていた。
人より牛の方が多くて、
毎日ステーキを食べている……らしい。
調べると情報が少なくて、
どの街に焦点を当てるべきか悩む。
アンデス山脈の付近やパタゴニアまで行く必要があるのか?
そうそう行ける訳ではない国だし、
かと言ってコアな姿を見たいし食べたい。
思う存分食べまくれるように、
現地の店のリサーチの傍ら、
身体作りを始めたのだ。

毎日走り、
ウエイトトレーニングをこなし、
絞り込んでいった。
さらにタンゴダンサーとして、
ブエノスアイレスで活躍する日本人女性と、
コンタクトをとったり。
アルゼンチンカウボーイであるパンチョに触れたくて、
現地の主催する英語ツアーを申し込んだり。

 

そしてやっと、
マラドーナやヴィムヴェンダース、ボノなどが通うブエノスアイレスのスラム街のステーキ屋をみつけて小躍りするのだった。

 

日本からニューヨークまで14時間飛び、
トランジットしてブエノスアイレスに向かったんだけど、
ここでいきなりカルチャーショック。
ほとんどの人が(機内で)立っている(笑)
そしてずっと話をしながら盛り上がりまくり。
最初の洗礼は飛行機の中で。
おかげで自分のテンションもマックスになったね。

 

そしてやっとブエノスアイレスに着いた。
まずは牧場に向かい、
広大な焼き場で料理するグリルを、
400人で食べる。
会場と言うか食堂は、
唄い、
踊り、
食べる。
肉を取り巻くグルーヴ感が堪んなかったな。

マルディ・グラ

〒104-0061

東京都中央区銀座8-6-19 野田屋ビル B1F

営業時間:18時~24時(L.O.23時)

休:日曜日

  • 03-5568-0222

和知 徹

和知 徹

骨太で豪快な料理が魅力、銀座のフレンチの名店【マルディグラ】シェフ。ブルゴーニュの一ツ星「ランパール」で半年間研修後、87年「レストランひらまつ」入社。ひらまつ在籍中の96年、パリ「ヴィヴァロワ」で3カ月研修し、帰国後ひらまつ系列の飯倉「アポリネール」料理長に就任。退職後、98年銀座「グレープガンボ」の料理長を3年務める。01年、独立。和知 徹といえば、肉料理とも言われるほど。著書に「銀座マルディ グラ流 ビストロ肉レシピ」(世界文化社)などがあり、“和知流”肉レシピのファンは多い。