2016.07.15
五輪に向けて再開発ラッシュの東京。中でも交通アクセスのよさから、多くの旅行客が行き交う品川エリアに、新しいタイプのフードスポット「SHINAGAWA DINING TERRACE(シナガワ ダイニング テラス)」が誕生したんです。
ここは【フード】【デリ】【カフェ】【ベーカリー】【ショップ】が融合する、今、NYではやりのスタイル、フードホールマーケット。フードコートとは異なり、それぞれの店舗が素材やクオリティにこだわり美味しい料理をよりカジュアルでオープンに楽しむことができる形態が、フードホールなるもの。SHINAGAWA DINING TERRACEは、4つの店舗が1フロアに集い、ここでしか食べられないメニューが堪能できるため、おいしいもの好きはぜひおさえておこう!
今回はカジュアルステーキハウス「RIB」に注目。
ここ数年、さまざまな食品で見かける“氷温熟成”。これは、0℃から氷結点の温度域(氷温域)で熟成する熟成方法で、日本酒などで用いられる“寒ざらし”の加工方法の考え方を用いたもの。細胞は氷温域にさらされると、「凍ってはいけない」という自己防御をし、その際、「うま味」や「甘味」につながるアミノ酸・糖類を蓄えるため、「まろやかさ」や「なめらかさ」のアップにつながると言われています。この原理を利用し、肉をはじめ、たまごや味噌などちょっとした氷温ブームになっているんです。
そして、その氷温熟成されたUSビーフが楽しめるのが、「RIB」なんです。
専用の熟成庫で2週間熟成したUS牛肉、イベリコ豚、日向鶏が楽しめるとのことで、早速氷温熟成の肩ロースを・・・。
ん? 熟成肉独特のナッツ香がしない・・・。
「そうなんですよ。氷温だと熟成肉独特のクセがないんです。でも肉本来の味、うまみは通常の熟成肉以上ですよ」そう語るのはRIBのシェフ。
実際に食べてみたところ、確かに熟成肉特有のガツンとした肉々しいフレーバーと味わいは少ないですがUSビーフ赤身独特のクセが見事なまでになくなり、まろやかな味わいに。非常にあっさりしていて、白ワインと一緒に食べたいと思うほど。そしてなにより、ものすごくやわらかい。なぜ氷温熟成を和牛でなくUSビーフで行ったのかが、飲み込んだ後に分かった気がします。和牛だとこのあっさり感は出せませんね。噛めばかむほど肉の味がじゅわーっとひろがります。うーん、いくらでも食べられそうです。
サイドメニューも充実。とうもろこしをまるごと焼いてチリパウダーとパルメザンの粉チーズで味付けされているグリルコーンは食欲そそるビジュアルの期待を裏切らないおいしさ。他にもイベリコ豚、日向鶏などのステーキもカジュアルに楽しめます。
他にも同フロアには、ピザ&タパスの「Cibo」が。ここはピザと樽生のビールが楽しめるダイニング。「夏野菜のシャルキュトリーのミルフィーユピザ」(5,800円)はボリューム満点なので友人とシェアしたいメニュー。インスタグルメに最適。RIBの氷温熟成肉を使用した「RIBマックススペシャル」という肉ピザもあるので注目。そして、こだわりのチーズやワインなどのフードを扱う「KANDOU NIPPON」、オリジナルの焙煎コーヒーと焼きたてのパンが味わえる「September rost coffee」などもあり、訪れた人たちの胃袋を満足させてくれるはず。
オープンの15日から7月末まで、「PIZZA & TAPAS cibo」では女性限定、ワインのフリーフローを行っています。また、「CASUAL STEAK HOUSE RIB」でも限定メニュー(「キャラメルメープルシロップグリルドコーン」 800円など)を提供中。
この夏大注目のグルメスポット「SHINAGAWA DINING TERRACE(シナガワ ダイニング テラス)」。こだわりのメニューを、ぜひ味わいにいってみてはいかが?
※価格すべて税込み
〒108-0074
東京都港区高輪3-13-3 シナガワグース内
営業時間:
「cibo」/11:00~24:00
「September rost coffee」/9:00~20:00
「KANDOU NIPPON」/9:00~20:00
「RIB」/11:00~15:00/17:30~24:00
休:無