2016.11.29

肉、鍋図鑑(1)

酷暑の夏がようやく終わったと思ったら、秋を飛び越えてもう冬!? しかし、寒い時期ならではのお楽しみがあるじゃないですか~。それが鍋! ここでは、お肉がおいしく食べられる鍋料理の店をご紹介!

肉、鍋図鑑(1)

名店裏メニューの火鍋が、誰でも楽しめるように!

新橋にある四川料理の名店「趙陽」に、裏メニューの火鍋があるのはご存じ? 常連のみが味わえる隠れた人気メニュー、火鍋を専門店化、新たに三田に9月5日にオープンしたのがこちらなんです。

 

白金高輪から徒歩約10分。階段を5段ほど降りたビルの半地下にあり、店内はコージーで家庭的な雰囲気。ゆったりとしたレイアウトで、席数もそれほど多くないため、日によっては予約が取りづらいこともあるみたい。

 

メニューは正宗四川鍋のみ。基本は、火鍋食材25品の1人5,500円コース、食材30品の7,500円コースで、2つに仕切られた鍋のなかには、鶏からダシをとり、牛乳や豆乳でまろやかに仕立てた白湯(パイタン)と、唐辛子や山椒などが入った激辛の麻辣(マーラー)の2種のスープ。紅白の2色は風水の「陰」と「陽」を表わしているともいわれます。

 

さらに、1週間前までに予約が必要な三色火鍋コース9,500円もあり、上記2種のスープのほか、仕込みに一週間を要するというきのこのスープが加わります。このきのこのスープこそすばらしいとの噂! それはもう、三色にするしかないでしょう!!

 

ちなみに、すべてのスープは、その日の予約分+継ぎ足し分を新橋の趙楊で作り、毎日こちらに運んでいるそう。作りたての貴重なスープなわけです。

お鍋の前に、前菜3種が登場。ピータンや青山椒がのった蒸しエビで、まずは乾杯。

3つに区切られた鍋にスープが注がれます。上から見た図から、一部で“ベンツ鍋”と呼ばれているんだとか(笑)。

点火する前に、豚レバーとハチノスを投入。これはダシ取り用で、「本場四川のスタイルなんですよ」とマネジャー。火が通ったあとは食べられるそう。さあ、おいしいお鍋の始まり始まり~。

たっぷりの野菜に肉、そして漢方たっぷりのスープが沁みる

まずは、魚介類から。

白湯に入れ、火が通ったところをスタッフがサーブしてくれます。エビ、イカ、帆立など、魚介類はすべて北海道産。白湯スープに合うわ~。スタートにふさわしいひと口。

 

取り皿(器)は、スープに合わせて3つ用意。麻辣に関してはそのままゴクゴク飲まないで!!と注意が。山椒が利いていて、かなり痺れちゃうそうです。気をつけましょう。

白湯、麻辣を1対9の割合で食べるのがおすすめ。好みにあわせて、あとから辛さを調節していこう。

 

さて、ドーン!と大皿に山盛りの野菜が運ばれてきました。

エノキ、カボチャ、サツマイモ、オクラ、舞茸、タモギタケ、蓮根、ニンジン、豆腐、キクラゲ……などなど、普段これだけの量の野菜を食べることは難しくても、鍋だとすんなり食べられるから嬉しいんだな。

「オクラは麻辣に入れてしまうとすごく辛くなるので避けたほうがいいです!」

など、注意点やおすすめの食べ方をスタッフさんがレクチャー。葉ものは白湯で。根菜は麻辣との相性がいい、カボチャやサツマイモの甘みが辛みとマッチするんですわ。きのこスープは万能。煮詰めすぎないほうがあっさり食べられていい感じ。

 

さて!! お待ちかねのお肉が到着。
この日は、牛リブロース、大山地鶏もも、アグー豚のバラとロース、ラムというラインナップ。

じっくり火を通したほうがいい鶏肉以外は、しゃぶしゃぶ風にさっとスープにくぐらせればOKとのこと。

熱が入り、じわ~っと脂が溶け出したアグー豚のうまいこと! きのこと一緒に麻辣スープでいただくラムもいい。

 

鍋を囲みながらわいわい、「このスープとこの肉の組み合わせが合うよ」などと会話が弾むのは、複数の部位と素材違い&3種のスープだからこそ。これは楽しい♪

 

けっこうお腹がいっぱいになったところで、〆の中華麺。30秒ほどスープに沈めてからいただきます。きのこスープだけで食べるのもいいけれど、麻辣にバウンドし、白湯で食べるというのが私のイチオシ!

 

今までの野菜やお肉からのダシがたっぷりと出てより奥深くなった白湯スープに少しピリッとアクセント。これがおかわりしたいくらいハマる味。やっぱり麺は飲み物ね。←コラッ

ほかに、フカヒレやアワビなど、特選素材を組み込む特別コースもあるそうです。

 

デザートは、杏仁豆腐とプーアル茶。生クリーム多めの杏仁豆腐は、とてもクリーミーで甘みが舌にやさしくとけていき、火鍋の最後にぴったり。

 

食後は、お腹の中心からポカポカしてきて、外の寒さも忘れるほど。これが薬膳パワー!?
鍋の魅力を再認識した夜でした。さあ、このあともいろんな鍋を食べ歩きますよ~。

 

 

(取材・文:keiko spice)

火鍋 趙陽( ちょうよう)

〒108-0073

東京都港区三田5-4-6トリニティハウス三田
営業時間:17時30分~23時(22時L.O)
休:不定休

  • 03-6453-9219