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2017.03.09

みんな大好き町中華  うまい肉メニューを探せ(2)

赤いカウンター、無造作に置かれた醤油や胡椒の瓶、厨房からはゴーッ!という強い火力の音と、中華鍋を振るう音……。好きなんですよね、町中華。
2回目のはじまりはじまり~。

町中華特集(1)

みんな大好き町中華  うまい肉メニューを探せ(2)

香り高い肉料理に、日本橋にいることを忘れる

日本橋の本町へ。神田にも近いこのあたりは町中華の宝庫。以前から気になっていたK-CHINAにお邪魔しました。昼は数種の担々麺とごはんもの一品とシンプルなメニュー構成なのに、夜のラインナップがすごいんですよ。

 

ちょっと早く着いたので、なにか軽くつまみながら一杯飲もう。こういう時に助かるのが叉焼。ありました。しかも「明炉叉焼」と書かれています。香港で食べる香ばしいアレじゃないですか。
「岩手産ハーブ豚の自家製叉焼でございます」

 

うまいなぁ。火の通り具合もばっちりの弾力。さっそく厨房のご主人にお話をうかがっちゃいます。お肉は肩ロースですか?
「はい。そこに醤油、甜麺醤(中華甘みそのひとつ)、砂糖、オイスターソース、さらに赤腐乳、ネギ生姜、五香粉で味付け。2日間寝かして、よくタレが染みこんだところをオーブンで焼きます」
おお、手間がかかっていますね。800円では申し訳ないくらいの仕上がり。

 

厨房を担うのは、東京に出てきて数十年のベテラン小野寺さん。
中華は広東料理出身だそうですが、もともと辛いものが好きなので四川料理のメニューであるよだれ鶏や麻婆豆腐、担々麺も得意とのこと。

 

さて、連れがやってきたのでバンバン注文していきますよ。
広東料理がお得意と聞いたからには、「極み鳥大モモのパリパリ揚げ」1,600円を頼まずにいられません。カラリと上がった鶏肉はいい香り~。「そのまま召し上がってもいいですが、香り塩を添えてもどうぞ」

いや、なにも要らないくらいきちんと味が入っています。もう、手づかみで食べていいよね?
パリパリ&ジューシーの波に溺れそう。温かいうちに食べきってしまわないと勿体ない。そして「ビールください!」。当然のリクエスト。まさか日本橋で香港の味が楽しめるなんて!

やわらかいだけじゃ物足りないお年頃

四川メニューから麻婆豆腐もいただき、今度は白飯のリクエスト。

「実は杭州料理っぽいものもやります」と小野寺さん。おっ、けっこうな中華オタクなのですね。
それではと、お願いしたのは、「鹿児島産バラ肉のやらわか煮(2枚~)」1,000円。「東坡肉(トンポーロー)」ですね。時間がかかるので、注文する場合は早目がおすすめ。

 

これがもう、言葉にするのもはばかる“うっとり”なひと皿。豚肉の塊を茹でてから油で揚げ、カットして煮込むわけですが、この塩梅が難しい。さてひとくち。ほろりと肉の繊維がほどけていくかんじ、わかりますか? そこにアンがからんでやがて口の中で消えていきます。ただやわらかければいいってもんじゃないんです。しっかり肉のおいしさを感じさせてくれるものでなくては。そして「紹興酒ください」今度はそんなリクエスト。

 

中国本場の味かと聞かれればそうではない、やさしい味わい。これぞ日式、町中華のいいところです。サービスを任されている奥様とのコンビネーションもほんわかの良店でありました。

 

※価格はすべて税込みです。

 

(取材・文:Keiko Spice)

K-CHINA(ケーチャイナ)

〒103-0024

東京都中央区日本橋本町 4-9-3第三秀栄堂ビルB1
営業時間:11時00分~14時30分、17時~22時(L.O)
休:日曜

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