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2017.07.18

鉄道カメラマン「櫻井寛」が選ぶ 「肉々しい絶品お薦め肉駅弁」後編

鉄道カメラマン「櫻井寛」が選ぶ 「肉々しい絶品お薦め肉駅弁」後編

仕事は撮り鉄、趣味が乗り鉄、大好物なのが駅弁で、TBSテレビ「マツコの知らない駅弁の世界」に、駅弁を5000個食べた鉄道カメラマンとして出演し、マツコ・デラックスを大いに唸らせた、エキベンマン櫻井寛が、肉々しいまでの絶品お薦め「肉駅弁ベスト10」を紹介します。
東日本、西日本からそれぞれ5肉駅弁がエントリー。今回は西日本の5駅弁、それでは、飛騨高山から九州鹿児島に向け出発進行!

10時間以上煮込んだしぐれ煮が絶品&黒毛和牛+ガーリックの鉄板牛めし

トップバッターは、岐阜県を南北に貫いて走る高山本線の高山駅「飛騨牛しぐれ寿司」【金亀館】(1,500円)。※写真上、左

ボクの大好きな牛肉駅弁の一つ。特に素晴らしいのは飛騨牛の特上ローストビーフ。酢飯と一緒にワサビ醤油で食べるローストビーフは絶品で、思い出しただけでも涎が出てくるほど。そして10時間もかけて煮込んだ上品なしぐれ煮も美味しい。高山本線は木曽川、飛騨川、宮川の渓谷に沿って走る絶景路線。夏の渓谷車窓を愛でながら「飛騨牛しぐれ寿司」を食すのは最高の愉悦。
2番手は、三重県は紀勢本線松阪駅の「松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!」【新竹商店】(1,400円)。※写真上、右

まことに僭越ではございますが、明治28年創業の老舗駅弁店、新竹商店の4代目美人社長、新竹浩子さんからの有り難いご提案を頂き、不肖櫻井寛がプロデュースさせていただきました駅弁です。お肉は最高級黒毛和牛を使用し私好みのガーリックで味付け。ただし、食後にガーリックの匂いが残らないような配慮も。女性社長ならではの気配りなのです。ちなみに、この長〜い駅弁名も私ではなく、浩子社長が名付け親です。

骨付き鳥かぶりつき! そして南氷洋のミンク鯨カツにさつまの黒豚!

3番手は四国の予讃線は丸亀駅。「丸亀とっとの会」監修による「丸亀名物骨付鳥弁当」【ステーションクリエイト東四国STM】(1,350円)。※写真、下左

 

骨付鳥は丸亀の名物。若鶏のモモ肉を、じっくり、こんがり、秘伝のスパイスで焼き上げたものがそのままドン。加熱容器の紐を引いて5〜6分、熱々になった骨付鳥をカップの鶏油(チーユ)をかけてガブリ!「たべまい、たべまい、熱々の骨付鳥弁当を!」
4番バッターは九州は長崎駅の「ながさき鯨カツ弁当」【くらさき】(1,080円)

実は鯨の消費量日本一を誇るのが長崎県である。海に囲まれた長崎には、古来より捕鯨の歴史があり、鯨の食文化が浸透してきた。その長崎で鯨の食文化を守り続けているのが、くらさき4代目の小嶺信介社長。美味なことで有名な南氷洋のミンク鯨を丁寧に下ごしらえし、ソフトな食感の鯨カツに。冷めても美味しい「ながさき鯨カツ弁当」のできあがり。鯨で育った世代だけに私も大いに応援したい駅弁なのだ。

 

 

ラストバッターは、JR南端の鹿児島中央駅から「黒豚三昧」【松栄軒】(1,080円)。※写真下

 

鹿児島特産の黒豚をとことん味わえる駅弁の決定版。三つに仕切られた中身は、上から時計回りに、黒豚の塩たれ焼き、黒豚の醤油たれ焼き、黒豚味噌そぼろの3種類。オール黒豚というラインナップだが、もしも、豚肉が苦手だったら、同じ松栄軒ブランドで、牛肉三昧(1150円)、鶏肉三昧(980円)もある。いずれも、2017年「九州駅弁グランプリ」の対象駅弁たち。それでは、黒豚三昧いただきます!

 

 

(写真・文/櫻井 寛)

櫻井 寛さん

櫻井 寛さん

フォトジャーナリスト。

日本写真家協会、日本旅行作家協会会員、漫画原作者。大の鉄道ファンであり、仕事は撮り鉄、趣味が乗り鉄、大好物が駅弁。TBSテレビ『マツコの知らない駅弁の世界』では、駅弁を5,000個食べた鉄道カメラマンとして出演し、マツコ・デラックスを大いに唸らせた。著書に、交通図書賞を受賞した『鉄道世界夢紀行』(トラベルジャーナル)、『ザ・駅弁 メチャうまか編』(双葉社)、『ななつ星in 九州の旅』、(日経BP社)『知識ゼロからの世界の鉄道』(幻冬舎)ほか多数。